二十四話2/2
二十四話2/2  少女と精霊と魔族の闘いの行方




水に関してはチルノの専門外。






パチュリー「大妖精…


やさしいわね。

貴方、
ずっとそこにいたの…。」














月花「ハァ、ハァ…!

おのれ…。」






パチュリー「サイクロプスは
その強大なチカラに対し、
魔力の消耗が激しい。


対してバイカルは
水という単純な構成から、魔力の消費効率が良好よ。


持久戦になるほど、
チカラの差は明白になるわ。」








キンッ!!



ビシ…!






月花「サイクロプスに…
ヒビだと!?


おのれ…、

おのれ、おのれェ!!!」






月花は地面にサイクロプスを
突き刺す。






月花「扉よ開け!!!」






月花
異界『アヴィス』!!!!!







突き刺した剣を中心に
黒い渦が出現する。




そこから幾つもの
黒い影が飛び出し、
チルノを囲む。








月花「混沌へ堕ちろ!!!!!!!!」









チルノ「それは、

・・・・
あたいらの得意分野さ。」






ルーネイトエルフ
護符『ディスクリート・フォール』!!!!!!!






虹色のオーロラがチルノを包み、黒い影を弾く。







月花「おのれェ!!!!!


この抑止力が!!!!」











チルノ「ルーネイトボウ…。」






チルノは眼を閉じ、
氷の弓を作りだして
そこへバイカルを差し込む。












ありがとう大ちゃん。



あたいは…
まだまだ最強に程遠い
かもしれないけど、

いつかきっとなるから!











差し込んだバイカルが
強靱な矢へ形を変える。









チルノ「水龍のごとく、



迸(ホトバシ)れ!!!」








チルノ
蒼矢『ルーネイト・アロウ』!!!!!!!!!!!















それは、
音も追い付かない速度で
月花を射ぬく。









アヴィスが崩壊し、
そこには月花だけが残る。








月花「ばっ…かな。





おの…れ…ェ…。」








カチカチカチ!!!!!






月花の身体は
射ぬかれた胸を中心に
凍り付いてゆく。



































チルノ「はぁッ、はぁッ…。」






チルノは一気にチカラが抜け、
その場に座り込む。














魔理沙「や…、

やったぜチルノ!!!」






霊夢はすぐさま結界を解く。






魔理沙「はっくしょん!

うう…まだ寒いな。


大丈夫かチルノー!」






大丈夫と手を振る
チルノの元へ魔理沙と霊夢は一目散に駆け寄る。






霊夢「やったわね、チルノ!」





チルノ「えっへへ〜。

あたい、強くなったろ?」





魔理沙「強いなんて
もんじゃないぜ。


紫もその内、
うかうかしてられなく
なるな。」






バチッ!


バチバチバチッ!!!!!








魔理沙「なっ、何だ!?

急に
空間が歪み始めたぜ?」






パチュリー「貴方達!

戯れ合っている
暇はないわ!!



あれを見て!」






パチュリーが指を差したのは、天空に
広がる黄色い魔方陣。



それが縮み始めていた。






パチュリー「あれは現世と
過去を繋いでいるものよ!

彼女が気絶して存在を
維持出来なくなっているのね…。




あれが
無くなってしまったら、
私達はこの空間に
とり残されてしまうわ!!


チルノ、
貴方の冷気で
魔方陣の周りの空間を
曲げられるかしら?





…ってチルノ?」







チルノ「ふあ〜。

お腹すいた。」







霊夢「…。



チルノ、1+1は?」






チルノ「…。


さん…だったような。」







いっ、

 霊夢「いつものチルノだー!!!」
魔理沙「いつものチルノだー!!!」
パチュリー「いつものチルノだー!!!」
 美鈴「いつものチルノだー!!!」












美鈴「気がほとんど小さくなっています。

チカラを使い果たしたんで
しょう…。」






パチュリー「まずいわ!

私も魔力を使い果たして
いる。」






霊夢「お得意の
マスタースパークは!?」






魔理沙「どうやら、

恋符の最深部まで
分解されているらしい。


さっきから
うんともすんとも言わん。


中国!!」






美鈴「物理的な攻撃で
魔方陣が
開くとは思えないわよ!





ああッ、魔方陣が!!」







黄色い魔方陣が形を失う…



寸前だった。







ズシャッ!!!!!






霊夢「あれは…!」






消えかかる寸前の
魔法陣から、
炎の大剣が飛び出していた…。























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思う。

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