二十H話
二十H話 少女と憎悪と悲しみの果て






「撃てッ!」







バンッ!!!










被弾したのは…
錬を庇った尊だった。






錬「母…さん。」






錬「錬…
貴方は生きるのよ。



逃げ…て。」







錬「母さんッ!!」








「人造人間の方は?」






「構わん、撃ち殺せ。」









バンッ!!


バンッ!!


















「任務完了。

後で
報告書をまとめておけ。





こいつは協会に渡す。



運んでおけ。」











錬「ウッ…。」








突然、
身体と頭に被弾したはずの錬が動きだす。









「コイツ…
まだ人造人間は
生きているぞッ!!」






「傷が付いてない…。


さては賢者の石かッ!」





        ・・
「そいつは実験の材料に
使えるな…。


持ち帰れ。」






協会の二人が
錬の両手を掴み引きずる。










バチバチバチ!!!!!










「うっ、
うわぁあああッ!!!!」





「どうしたッ!?」






男の腕は跡形もなく
・・
分解されていた。













錬「いらない…。」






バチバチバチ!!!








「まずいッ!

一時退避!!!」






錬「いらない。」












少女はただ憎んだ。


悲しみのあまり何を憎んでいいのかすら分からない。




だから少女は…



世界を憎む事にした。












錬「こんな世界、
私はいらないッ!!!!」










バリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
































少女の憎しみは…



町を一つ、
その住人ごと分解した。











ただ一人、
錬を残して…。













































アレイスター「錬が起きたら
伝えてくれ。


『私はまだここ(幻想郷)にいる。』

とね。」








稲瀬「錬の傍にいないの?」





アレイスター「錬の体内結界は
恐らくこれで二度目の発動だろう。




起きた頃には記憶も戻っていると思う…。」








それだけ言い残して、
アレイスターは
部屋を出ていった。










稲瀬「なんて…


なんて空虚なのかしら…。」








稲瀬、千代女、奈波は
ただ茫然とそこにいた…。






過去を求めた結果が
これなら、

錬は
どうやって生きていけば
いいのだろうかと…



それはアレイスターが一番恐れていたものだったから。
































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よく考えたら寝る時間が
無いからよッ!

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