最終話
最終話 少女と幻想郷






錬「それじゃ、
行ってきます。」






稲瀬「いってらっしゃい。」



千代女「気を付けてな。」







ちなみに
奈波は二日酔いである。






錬「まさか
博麗神社の修理に呼ばれるなんて…。」






博麗神社は今、
昨日の今日でボロボロに
なっている。








錬「まあ、
うまい具合に巫女さんの
スペルがカラスのカメラに当たってくれたのは
運がよかったわ…。」















文「はっくしょん!!」





もみじ「どうしました?」





文「カメラが
壊れちゃったのよッ!


もう、
面白いネタだったのに。」
















錬「…なんて
言ってるんでしょうね
あのカラス。」










しばらく歩くと森へ入る。


神社の材料は木材が
多いため、
鉄工が専門の錬にとっては少しばかり大変な
作業である。



まずはこの森で木材収集の作業から始める。







錬「失礼します―。」







錬は巨大なナタを錬成し、次々と木を斬っていく。
























錬「こんなもんかしら?


疲れたわ…。
一休みしよう。」







周りの木々は錬を中心に
斬り倒され、
そこだけ日の光が当たる。




錬は一本の倒木に
寄り掛かるように座る。






錬「今日も
暑くなりそうね。」






「ええ…。

本当に暑くなりそうね。」






錬は跳ね起きる。



周りには誰もいない。







錬「誰…?」







「あら、
人の名前を聞くときは、
まず自分からよ。」






錬「私は…ってまず
あんたの
姿を見せなさいよ。」







錬に答えるようにして、
      ・・・
錬の目の前にスキマが
現われる。









紫「よいしょっと。

失礼したわね。」






錬「あんた誰よ?」






紫「私は紫、八雲紫。

初めまして、滝城錬。」






錬「私の名前知ってるの?」






紫「ええ。

紅魔館では
色々やらかしてたようね。」






錬の第六感が呼び掛けた。


…コイツはヤバい奴だ。








錬「私に何の用です?



鉄工の注文なら明日に
して欲しいんだけど?」









紫「違うわよ。


霊夢から聞いたわ。

今日は博麗神社の修理に
行くそうじゃない。」






錬(あの巫女さんと
話したってことは…

そんなに悪い妖怪ではないのかしら?)









紫「ちょっと
遊んでいかないかしら?



昨日起きたばっかりでね、少し身体を
動かしたいのよ。」







錬「ふーん、それなら…。」





錬は鉄球を一つ取り出す。






錬「キャッチボールでも、

どうですかッ!!!」






鉄球は物凄い速さで
紫の顔面へと飛んでいく。






パシッ!!!






錬(片手で…!?)







紫「あら、
キャッチボールなんて
何百年ぶりかしら…。



でもこれだと…。」







紫は鉄球を錬に投げ返す。







ズギュン―!!!






ドゴォン!!!!!










錬が振り向くと、
紫が投げた鉄球によって
地面が
派手に削られていた。








紫「キャッチボールだと、貴方の身体が持たないと
思うのだけれど…?」








錬はゴクリと唾を飲む。






錬「あー、

やっぱり弾幕ごっこに
しときますか。

(なんて馬鹿力なのよ?)」







紫「賢明ね…。」












錬「仕方がない…。」






錬は地面に手をつけ、
大量の鉄を
地面から取り出す。










紫「あら、面白い。
      チカラ
それが貴方の能力?」







錬「一応、
錬金術師だからね。」











私はもう人間じゃない―。







紫「私から誘っておいて
何なんだけど、
恐くないのかしら?」










この身体も作り物―、

私は人造人間―。












錬「まあ、
こうなるのが
ここ(幻想郷)のルールってヤツでしょ?」













それでもこの心だけは―、

人間のままで在りたい―。










紫「順応性がいいのね…。

ここ(幻想郷)には
もう慣れたのかしら?」













生への執着という―、

この醜く―、

汚く―、

愚かで―、

儚くも―、

この美しい人間の心―。
















錬「私はただ
貪欲に生きたいだけ…。



ハイエナのように、
貪欲に…。」












この心に嘘偽りは無し―。














紫「それじゃ、
そろそろ始めようかしら。」















私は生きる―。

















錬「錬金術師、
滝城錬の名に賭けて、



いざ参る―!!!!!」
























こうして今日も幻想郷は
弾幕が飛び交う。










終わる事無き、
生の循環。






この魂、

燃えて、燃えて、

燃え尽きる事を知らない。











永遠に響け、

この叫び―。


















ただ貪欲に生きるのみ―。







































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この世界、

『千』を

『錬』成する

『鏡』で出来ていたのなら

鏡は何を想い人を
映し出すのだろうか?





Man's life is short ..
transient...

The person for about 100 years tries to live desperately.

Therefore, it exists beautiful.





最後まで読んでくれた方、本当にありがとう。

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