1/40ページ目 《第一話:序章》 今年ももうすぐ年が開ける。 この部屋から見える山は季節の訪れがよくわかる。 春には山桜が所々でピンク色に山を染め。 夏は深緑さが増し。 秋には紅葉が彩り。 冬は純白な山が月夜に照らし出される。 今年で何回目の季節を巡っただろうか。 コンコン。 「おはよう南川君。今日は寒いね。」 俺の担当の山本先生が入ってきた。 「おはようございます。外は寒そうですね。部屋の中にいるからわからないですけど。」 この部屋から眺める景色も全てあの日から始まった。 4年前のあの日から――― [続きから読む] w友達に教えるw [編集] 無料ホームページ作成は@peps! |