氷龍詩集

《最後のバスケットボール》
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《第一話:序章》







今年ももうすぐ年が開ける。


この部屋から見える山は季節の訪れがよくわかる。


春には山桜が所々でピンク色に山を染め。

夏は深緑さが増し。

秋には紅葉が彩り。

冬は純白な山が月夜に照らし出される。


今年で何回目の季節を巡っただろうか。




コンコン。


「おはよう南川君。今日は寒いね。」


俺の担当の山本先生が入ってきた。


「おはようございます。外は寒そうですね。部屋の中にいるからわからないですけど。」


この部屋から眺める景色も全てあの日から始まった。


4年前のあの日から―――

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