ポタッと一粒僕の頬に落ちた 冷たい。 ふと空を見上げた。 ああ、晴れている。 なのに、 雨が冷たい。 あの空のように 僕の中が晴れることはあるのかな。 くっ・・・、ひっく・・、うっ・・ううっ・・ 僕は道路の真ん中にひざまずいた 流れる雨の中 顔を覆った 誰が見ようとも、気にせず泣き続けた。 「けんちゃん・・、頭・・、痛い。」 彼女がそんな事言うもんだから、ちょっと心配した。 けど、ただの頭痛だと思って、普通の薬をあげた。 それが、間違えだったのかもしれない。 たとえ、間違えじゃないとしても、自分を責めてしまう。 次の日、朝起きたら、起きてなかったんだ。 疲れていると思って、そっと布団をかけた。 君は、ひっそり 「ありがとう」 と言って、それから、眼を覚まさなかった。 最後が、「ありがとう」かよ。 もっと、話しときゃよかった・・ もっと、もっともっと。 一緒に居ればよかった。 君を大切にすればよかった。 なんだろうなぁ。 ないもんはない。今更、後悔しても遅いのはわかってる。 でも、それでも、後悔することしか、泣く事しか、 出来ない。僕は、そんな無力な人間だ。 だって、君は僕に笑いかけてくれるかい? また、一緒に得意のカレーを作ってくれるかい? 今でさえも、この痛みは、癒えない。 僕は、道路にひざまずき、そのままずっと、泣き続けた。 誰が見ようとも、気にせずに。ずっと、 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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