「奈希～～～～っ･･･」 今にも、泣きそうな顔してる 「なしたあ??美維。」 「また、雅子に悪口言われたあー･･( ノД`)」 また、雅子絡みだった。雅子は、人と仲良くしてるくせに 仲良くしてる奴の悪口を言う。どこにも1人は居る奴だろう？ それに苦しんでいる美維。何か、見てらんないや いつも、今にも泣き出しそうな顔をしながら、あたしの名前を呼ぶ それが、今までに何回もある。あきれるほど でも、逆に学んだかもしれない―――・・。 「悪口なんて、気にすんなよ。」 最初は、これしか言えなかった。 だって、言葉が見つからないんだもん あんま、安い言葉はいえない。上辺だけにとられるのが嫌だから でも、それは逆だった。言葉が見つからない それは、当然の事。 どうしたら、こいつを慰める事が出来るだろうか どうしたら、美維を元気にさせる事が出来るだろうか 美維を、自分に置き換えた あたしが、誰かに悪口言われてる 実際に、言われた事なんて何回だってある その時･･、何て思っただろう・・ 何か、あたしがあんた達に悪い事した?? と言う怒りと 何であたしなんだろう･･。 と言う悲しさだった その怒りと悲しさを、どうしていただろう・・・・ どうやったら、あたしはここまで元気でいられただろう・・ 「奈希ー･･。うちどうしようー･･。」 あたしは、誰かに話す事で、楽になってた 誰かに、話を聞いてもらうだけで 誰かに、傍にいてもらうだけで 楽になってた。 「何かあったら、いつでもあたしのとこおいで。いつだって あんたの傍にいるよ。どんな時だって来ていいよ。 話聞いてやるから。ためないで。人間、愚痴る部分も必要だよ。」 そういうようにした。あたしは、何も言わないで、そばにいてくれる方がいいから 美維に同じ事をするんだ。 友達だから、してやりたいんだ。 美維のおかげで、何かわかった。 人間、どんな時でも、支えてくれる人がいないと やっていけない 支えてくれる人がいないから、この世から姿を消してしまう人が 出てくるんではないかと。 だから、あたしは、誰かを支えてあげられる 強い人に、なりたいな。と、ちょっと思った。 [先頭ﾍﾟｰｼﾞを開く] [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
友達に教える [編集] 無料ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ作成は@peps! |