宝飾にまみれた頭の中 現実世界はシンプル無比を重んじる でも私はそんなの嫌だ 着飾った導化師たちが頭の中でいつも踊っているんだ 私を手招きはしない ただ胸に手をあて 一礼して頭を下げてまたこちらに視線を合わせる 「来ないんですか?」 流麗な青年導化が まるで少女にものを言うように優しく尋ねる 「行ってもいいの?」 醜い少女であった私は聞き返す その返答は得られなかった なぜ声が聴こえないのだろう 私は耳をそばだてる 私は創ればいいのだろうか 貴方を、私の頭の中に住む貴方達を 造ること、それが私の今の役目なのだろうか 誘う手が欲しい 審美な顔が欲しい 胸を突き刺す、興奮が欲しい ――――悩める心は、 それでも新たな幻想思想を開花させるから不思議だ [最新順][古い順] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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