zalloの独り言
2016年08月13日(土)
【サロメ展のために 文字によるデッサン 「我の首を持て」】

アメーバブログ→展覧会情報「サロメ展」



「我の首を持て」



暗闇、うつつ、グレイッシュ
蔓草、たおやか、揺れ揺れる
惜しむ、美麗な、その瞳
貴男の説諭(うた)は壮麗な
癒やしの花と踊る蝶々
アネモネ、貴男に、献げましょう
追い着かぬわ、追い着けぬ
どこまで行っても追い着けぬ
美しい貴男には
ああ何故にもこんなに届かぬや
紡ぐ言葉、魔性の戒め
嗚呼・・・・ヨカナーン
嗚呼・・・・ヨカナーン・・・・・・



ーーーーーー


緑の中に囲まれて
私の首は眠りにつく
不可思議なる娘は過ぎ去った
再び得るこの静寂に
ようやくの安寧がもたらされる

長き髪は蔦となり
皮膚には花が根付いてく
うつろなのは瞳のみ
呼吸を失ってはいても
御霊で全てを思考する

思考の視界は明瞭である

この植物たちの中で見よう
予言を無視した
あの一族たちの逝く果てを


ーー呪われた娘に
   救済のあらむ事を


ーーーーーー



死を以て漸く
罪人は救済されるのか

なれば

呪われた娘は救済されるだろうか
私の死と娘自身の死に因って
なればこそ


我の首を持て

メシアは時期に来る









Salome's Lip
戯曲サロメ。
イギリスの作家オスカーワイルドが書いた物語です。この物語はヘロディア王の娘サロメが予言者ヨハネに恋をし、破滅に追いやった物語。その血の穢れ、その血の哀しみ。自らを己の唇で死に添い遂げさせたヨハネへの接吻を望んだサロメの死と、血、そして官能のショー。その戯曲の展示を9月に京都ライト商薈で行います。

サロメの唇。
期日: 9月22日から10月2日まで(26日休み)。場所: 京都ライト商會

01:19
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