2012年03月11日(日)【２「月」のへのアプローチ とある展覧会の為の文字によるエスキース】
かすめる光は マジェスティ
艶めかしいのは 君の味
白き光に身を委ね
廻る中へと滑り込む
時を留めゆく針の上
身を委ねるは黒揚羽
止めやしないよ 君らの賛美
唄い続けろ 悠々と
指差し求めるその物を
僕が掴んで差し上げよう
十三夜に響く鐘の音に
貴女の影を重ねつつ
同じ言葉はもう要らない
ジョーカーになんか恋はしない！
知らない振りして伸びてくる
彩る爪に狂喜して
唇落とすよその御手に
吸い込み放さぬ冷たい光
安息なんていつのこと
黒々とした緞帳に
黒き蝶がちらついて
絡みつくよ 甘く 甘く
蛇より尚も艶めかしく
摩り合わせて なぞるだけ
微かな希望はその指先に
君を抱き締めてあげようか
17:44
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