2014年03月31日(月)【憂いの眼差しと微笑みの狭間】
優しい心を求めては 手からこぼれた桃色憂い
これが愛かも解らずに 消えない悔恨ばかり増える
そんな時に現れた
夜空色の騎士導化
溢れた悲しみ アクアマリン色の悲哀
それすらそっと包み込み 宝石箱の飾りに変えた
漆黒よりは藍に近い
無数の羽根の飾り襟と冠で
微笑み称えた仮面の下の
美丈夫さえも微笑んで
夜空色の瞳に吸い込まれ
きっと 再び そう きっと
大きなの空の中に落ちた
それがそもそも“恋”という大空(ソラ)だとは
桃色薔薇の乙女には気付けない
今も まだ
続くよ終わらぬ憂いの劇中
永久に感ずる生涯(時)の中で
嗚呼それでも
せめて乙女が 幸せであれ
(騎士導化に託す手紙より)
18:59
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