【【序-序】傍観者の備忘録 少年の希望の国】 少女の命と引き代えに 手にしたようなものでした 彼女の残した絵本から 続きの途切れた絵本から はらりと落ちた 導化綴りの 招待状 茫漠疲弊の少年に その紙切れは光らない それでもただ何となく そうただ何となく 彼はポケットに入れました くしゃくしゃっと入れました もう見ることは無いだろう絵本を ゴミ箱に捨てられず 引き出しにしまう気にもなれず ベッドの方へ放り投げたなら バウンドして壁との隙間に落ちたのを やはり拾う気には なれませんでした (【序-1】傍観者の備忘録 少年の希望の国 へ続く) 16:47 コメント(0)/トラバ(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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