2012年03月11日(日) 【書かなければ】 誰の声かも解らないけど、書かなければと書けと言われた気がした。 大震災から一年。あの日と景色にこそ差はあれど、あの日と確かに変わらない時間があった。しかし、水害で変わってしまった地形を見れば大震災から確かにここは変貌したとも言える。引き金は何であれ、地震と水害の両方が起こった場所はどこか「変わった」場所になる。いつもと変わりがないように過ぎていく時間の中でも、あの日を決して忘れられない様に風景は変化を遂げた。津波の被害になった場所は凡そ想像できないほどに変貌を遂げた。そして地震により地盤が崩れ人の力でも崩せそうな危険を孕んだままここは水害と言う二次災害を受けた。二度目の水害。一度目の水害以上の悲惨さを孕んだ災害。地震で不安定へと変化を遂げた地形に水は容赦なく染み込み…崩れた。3.11という日は只の引き金。あの日地球はストレスを発散させた。人が「世界」と呼びそれは安全なものと思っていた地球と言う１つの個体。地球と言う「生命体」で在ることを人が意識の片隅にしか置いてない１つの球体。それが当たり前なのだと思い込んでいた人と言う生命。地球は人と同じ「生命 体」。地球の運動は回転するだけではないことを既に知っていたにも関わらず、通常の脳には地球自体の危険性を重要視にはしなかった。それは経験と言う時間があったから。対処法を人は考え実行し安堵した。悲劇を繰り返さないという信念の元に。地球はそんなものに左右されない個体なのに。そもそも地球の成り立ちは人では絶対に行き着くことのない場所にある。そこに何が在るのかを知るにはきっと地球が滅ばない限り、そこに人と同じ生命がいない限りは解らないだろう。だから私達、今を生きる人には解らない。想像しても行き着くところは同じである事に変わりはない。再現された映像でしか認識していないのだから。閑話休題。地震は地球が抱えるストレスの発散の一部だ。かと言って災害の何もかもが地球のストレスとは間違いである。地球が起こせることは自転による活動と繋がってるものだけだ。地震はその中で一番解りやすい活動ともとれる。「災害」と言うのは人が作り上げた言葉にすぎず、地球にしてみれば災害とはただ自分が生きるための活動でしかない。「災害 」とは地球の活動上にあり、ただそこに人がいたと言うことだけだ。そう、そこに人と言う生命体がいただけにすぎない。だからこそ人は恐いと認識し、恐怖を遠ざけるために対処する。それでも人は地球を恐怖だとは思い続けない。地球と災害を分断しているから。解析しても地球の全てを知ることは不可能に近い。いや不可能なんだと思う。だからこその「予測」。それが誤っているのだと知らしめるように災害は起きる。誤っているわけではなくてもきっと起こりうる事。抗うことはできない。人の意思が含まれていないのだから。私の中で地球は１つの「生命体」になった。災害がきっかけでもある。でもそれを知る頃には多大な犠牲があった後だった。人は犠牲無しに知ることはできない。知るためには犠牲を伴わなければならない。それが悔しいことに正しい道筋なのだ。本当に悔しいことに。だからこそ心は痛み、痛みを共有することで人は「次」をみる。夢をみるように過ぎ去る時間を。夢をみるように「明日」を、そして「未来」「希望」をみる。繋げるために。今を生きる人の 次の時代のために。災害を憎んでも意味はない。亡くしたものは還ってこない。いかなる場合でもそうであるように。残された人に出来ることは…私は１つだと思う。それは生きることではない「正しい判断力」を身に付ける事。判断を誤れば人は生き死にすら簡単に秤にかける事が出来るだろう。実のところ秤にかけない人はいない。しかし秤方も在るのだと。人の数だけそれが在るのだと。人が片隅に追いやることのない秤を見つけること。それが亡くなった生命への贖罪になるのではと私は思う。地震で亡くなった方への想いは色褪せず心にある。それでも何もしてない私はバカだけど、それでも少しは未来をみてみようかとも思う。大事なのは「今」である事に変わりはない。でも前を向かなければその「今」も意味がないのだと思う。だからこそ人は命を尊重する。生きとし生けるもの全ての命が尊重されている。命に限りあるとわかっているから。結局どう転んでも、どうなろうとも「今」を生きなきゃいけないのに変わりはない。それはきっと限りある命を持つものが初めて知る事な のだと信じたいから。被災者の方には色褪せることのない想いを大切に。そして、心から亡くなられた多くの方に御冥福を。 21:09 ｺﾒﾝﾄ(0) [ｺﾒﾝﾄを書く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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